Saturday, March 25, 1989

19才、僕はアメリカに行った

19才、僕はアメリカに行った。
そして僕は、少し大きくなった。確実に。
初めての外国、何でも自分で決めて、自分でやった。
1989年の3月、大学1年の春休み、おおよそ1ヶ月の旅だった。

航空券を一宮のJTBで手にした時のこと、旅が始まったという気持ち、自分でやるぞという気持ち、今でも覚えている。自分で稼いだお金で、自分で買ったんだ。

確か、「地球の歩き方」を持って行った。同じような日本人が幾人かいたな。僕は、尾崎豊よろしく黒いサングラスなんかかけちゃって。安物のカメラをもっちゃって。

自分が世界で一番正しいと思っていた。大人のいうことなんて正しくないと思っていた
(今も半分くらいはそう思っているかも)。井の中の蛙で、自尊心ばかり強かった。

人生がいつまでも続くと思っていた
(今ではそうでないことを、はっきりと知っている。残念だけど,だれもそんなことを教えてくれなかった)。

ともかく、アメリカにはいろいろあった。ニューヨークという都市、本物のミュージカル、ヨセミテ、グランドキャニオン、長距離バス。

続く。